内容説明
本書は、誰が指導しても必ず一定の成果を挙げることができ、吹奏楽活動を行うことで、生涯にわたって人々の生活を豊かにしていくための、指導方法や合奏の構築方法、さらには、聴く人を感動させられる表現法等に迫るものである。
目次
序章(質の高いバンドを目指すための必須事項;指揮法;まとめ)
第1部 目標の明確化と様式別作品配列(我が国の吹奏楽活動の現状;生涯学習と吹奏楽活動;吹奏楽と吹奏楽作品の価値及び様式別カテゴリー分けの必要性;様式別作品配列;実践場面での様式的特徴の把握と表現法)
第2部 様式別作品配列の実践化(吹奏楽の編成と楽器の特性及び役割;様式別作品の練習法;行進曲;基礎的な内容にふさわしい教材(教則本)
練習計画)
著者等紹介
有道惇[アリミチマコト]
1965年、岡山大学教育学部卒業。同年東京芸術大学音楽学部委託修了。1972年、1983年の葦の会演奏会他7回のジョイントリサイタルを、また、1979年、1986年、1989年(東京・岡山)にオーボーリサイタルを開催。独奏・室内楽等を中心に活躍。1980年以来、高松中学校OB吹奏楽団の指揮を行い、1982年、オーストリアのシュラートミシガー・ムジークゾマーに同吹奏楽団とともに招待され、指揮者の一員として参加。1992年2月(大阪)、’92全国ディレクターズハンドフェスティバルにおいて指揮。ミシガン州立大学では、同大学のトップバンドであるウィンドシンフォニーバンドを指揮。民族楽器や手作り楽器を含め、様々な音素材を用いた創作と表現の一体化の試み、吹奏楽のオリジナル作品に関する研究も行っている。1997年12月Ph.d.(音楽教育学)取得。現在、岡山大学教育学部教授、全日本吹奏楽連盟常任理事、日本管打・吹奏楽学会会員、日本音楽教育学会会員、岡山大学教育学部音楽教育講座吹奏楽団及び岡山大学応援団総部吹奏楽団指揮者
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