内容説明
両親、姉兄、そして夫から初恋の君、親友と、多くの人に先立たれ、老境のなか思うは、還らぬ良き時代の哀歓の数々。尽きせぬ家族への憶いと人間愛の描写が秀逸。特に奔放に生きた少女時代の感性がリアルで、読者の心を捉える。甦る記憶の中の純愛物語。
目次
詩(お父さん;お母さん;御両親様)
青春の譜(今日この頃;父のこと;恋知り初めて ほか)
吾が余慶(老いの中で;卒業五十周年記念同期会;運命の再会 ほか)
著者等紹介
弘松生末子[ヒロマツハマコ]
大正9年(1920年)9月2日生まれ。岡山県岡山市出身。就実高等女学校卒業
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