内容説明
エイズが猖獗を極めた80年代のパリを舞台に、繊細で傷つきやすいゲイの日本人たちのめくるめく色彩を感じさせる人間模様。ゲイディスコでのセックス、SMクラブ、コカイン、マリワナ、近親相姦、幽霊…死の影に怯えながら絶望的なやさしさを求め、束の間の快楽に溺れる男たちの華麗で退廃的で、熱く悲しい物語。
著者等紹介
松永尚三[マツナガナオミ]
慶応義塾大学文学部国文学科大学院修了。現在、スイス・ジュネーヴ州立大学文学部勤務。スイス・ジュネーブ在住。受賞歴、1987年創作歌舞伎「むかしばなし羅婬伝説」(松竹新作歌舞伎懸賞佳作入選。89年5月、6月新橋演舞場にて上演)。1994年現代劇「足利家の夫人たち上・下」(日本演劇興行協会優秀作品賞。『三田文学』掲載)。1998年現代劇「翔べない金糸雀の唄」(文学座創立60周年記念戯曲賞。99年11月俳優座劇場にて上演。『悲劇喜劇』掲載)。1999年現代劇「無明長夜」(文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作。『日本劇団協議会・新鋭劇作集11』掲載)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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