内容説明
1785年、冬のウィーンで、モーツァルトの音楽活動はその頂点に達した。ことに、2月21日からの黄金の3日間を父レオポルトが体験した。唸り出る音楽、聴く人たちのとまどいと熱狂。天才の音楽と心を、言語表現の画期的手法を駆使して、ここに初めて明らかにした。本書はこの音楽の稀なる時に読者を招待する。
著者等紹介
萱原徹男[カヤハラテツオ]
1946年香川県綾歌郡綾上町に生まれる。高等学校卒業まで高松市で育つ。1971年京都大学工学部卒業。同年三菱マテリアル(株)入社。2002年三菱マテリアル資源開発(株)出向、専門は鉱山環境。創作については、詩、短歌をはじめ各種ジャンルについて、36年間執筆を続けている。出版は『息子アマデウス』が初めてとなる
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