内容説明
今日、留学生と言えばその目的にはまず語学習得が頭に浮かぶ。だが、明治あるいはそれ以前では、より広範に、外国の進んだ文物全般を理解・体得し、持ち帰って自国の発展に役立たせることがその主たる目的だった。明治のわが国の先達も若き日に広い視野をもって各国に雄飛した。作者はこのような先人の海外留学での努力を力強い筆致で描き出している。
目次
第1章 榎本武揚―オランダに学んだ幕臣の星(助走、生い立ちと時代;雄飛、オランダ留学;学びて帰る、大動乱の日本 ほか)
第2章 伊藤博文―行動力と語学で今太閤(長州;密航留学決行;巨星の明治出世街道)
第3章 森有礼―イギリスに学ぶ薩摩期待の星(薩摩藩、密航留学生派遣;イギリス留学始末;明治新政府での活躍)
著者等紹介
松邨賀太[マツムラヨシモト]
1941年(昭和16)愛知県長久手に生まれる。旅行業界最大手日本交通公社(現JTB)に入社。以来海外旅行業務に専念。海外添乗、業界視察、新市場調査、業界セミナーなどにて世界35カ国、150都市以上を訪れる。現在、海外旅行斡旋会社、ジェイティービー地球倶楽部役員。一般旅行業務取扱主任者(国家試験合格)。日本モロッコ交流協会常任理事
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