内容説明
大正時代の北海道開拓農家の生活、自然の中での遊び、昭和にかけての皇国史観に基づく学校教育の実情、そして日本陸軍内務班の実態、戦場での体験etc…。一個人の体験を超えた時代の証言。
目次
第1部 我が心の足寄―私の少年時代(帰郷;金色の帽章―小学校尋常科前期(六歳~八歳)
幼年期の記憶(四歳~五歳)
転校生、そして自然児たち―小学校尋常科後期1(九歳~一一歳) ほか)
第2部 天皇の軍隊―私の太平洋戦争(シンペイサンハカワイソダネー―徴兵・訓練・出征;誰か故郷を思わざる―南京・湯水鎮駐屯時代;帰還―復員と銃後の日々;再度の応召―九州決戦へ ほか)
著者等紹介
木村四郎[キムラシロウ]
大正4年(1915)生まれ。北海道十勝国仙美里小学校卒後、農業に従事。太平洋戦争中二度召集され実役3年半、陸軍軍曹にて復員。昭和25年現在地小田原へ。飯米農家にて日雇労働者等に従事。32年9月富士フイルム日雇従業員労働組合結成(450人)組合長に。年末肺結核にて喀血、1年療養。34年8月富士写真フイルム社員、在職中社会保険労務士資格取得。47年退職後、富士ゼロックス本社に8年勤務。55年に社労士業のかたわら植木職日雇に6年。持病昂進し、社労士業も10年間で廃業、現在に至る
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