内容説明
相模湖ダム建設の勤労動員の日々を、学徒達は懸命に生き、やがて戦場に赴く確信をつかんでいく。その人間関係、語らい、悲喜を詳細に描いた、妹尾河童氏の小説『少年H』の大学生版ともいえる青春の記録。学徒動員時の生活を綴った「戦時下勤労学徒の青春」と、その後を綴った続編「天の門」を収録。
目次
相模湖讃歌―戦時下勤労学徒の青春
相模湖讃歌・続篇―天の門
著者等紹介
西平正喜[ニシヒラマサキ]
1926年東京・小石川に生まれる。1947年日本基督教団城南教会にて受洗。1948年早稲田大学法学部独法科卒業。東京都立の高校教師となり定年まで勤務する。その間、全国高校生活指導研究協議会の常任理事(一時期書記局長)。1950年代末より、矢内原忠雄に惹かれ、無教会へ。現在、無教会キリスト教待晨(酒枝義旗)集会所属。退職後、山形大学各学部の非常勤講師、現在に至る(教育学)
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