内容説明
閉鎖的な環境と因習の中で明治・大正・昭和と波乱の時を生き抜いてきた主人公の常太郎。その心の奥に秘められた出自と人生をいつも見守り続けたものが「ごそろ」の山であり、この本の真の主人公なのかもしれない…。四季折々の自然に囲まれた中国山脈の農村を舞台に「ごそろ」とは何なのか、何を意味するのかが、明らかにされていく。
著者等紹介
上山富紗子[ウエヤマフサコ]
兵庫県宍粟郡出身。兵庫県宍粟郡西谷小学校、兵庫県宍粟郡一宮小学校教諭を経て、現在三男二女の孫にかこまれる
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