内容説明
著者が小学5年のときに体験した母親の死、そして中学2年での敗戦と引揚げ…。少年の澄んだ眼でその時々の情景や心情を書き綴った作品集。
目次
稲垣晃の中学校卒業までの歩み
母の死
敗戦の祖国へ
遺骨の埋葬
作文に寄せて父の思い
(追記)訪韓の旅
著者等紹介
稲垣晃[イナガキアキラ]
昭和10(1935)年韓国全羅南道順天生まれ。終戦の時(1945年)京城(ソウル)西大門公立国民学校5年生。引揚げで横須賀市立池上国民学校に編入。昭和22(1947)年市立池上中学校入学。県立横須賀高校、武蔵野美術大学卒業後、大手電気メーカー意匠部を経て、昭和44(1969)年インダストリアル(工業)デザイン事務所を設立、現在に至る
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