内容説明
生まれつき「運のいい人」の晩年は寂しい。生まれつき「運の悪い人」は、人生を豊かにすることができる。歴史・社会の様々な局面から現代を照射し、この国のありようや人間の生き方を説き明かす、珠玉のエッセイ集。
目次
第１章 文化・文明（泡沫の足跡；世界のお茶；トイレの蘊蓄；古代の幻影；匠の技）
第２章 人生（やまびこは語る；世紀の詩；死の謎；命のつぶやき；信念と執念；韻律の迷い；心の渚）
著者等紹介
神崎茂夫［カンザキシゲオ］
大正１１年１月２８日大阪市此花区に生まれる。昭和９年３月旧制市岡中学校へ入学。１１年５月病気のため退学、療養。１５年１月父の鉄工所を手伝う。１８年２月１５日現役兵として中国へ出征。２１年６月３０日大阪市福島区に復員。同年１０月自営の鉄工所を開業。２３年８月有限会社「三芝鉄工所」設立。３２年１１月三芝工業株式会社に組織改編。６２年１１月息子に社長を譲って会長となり、現在に至る
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