内容説明
「青春」と「軍隊」と「ヒロシマ」と―。7人兄弟のうら成り(末っ子)がくぐり抜けた太平洋戦争の記録。明日を担う若き世代に語り継ぐもう一つの“戦争体験”。
目次
第1章 太平洋戦争前夜―一九四一年四月・西部第一〇部隊(輜重隊)入隊、幹部候補生に(徴兵検査;父の夢と三人の息子;西部第一〇部隊(輜重隊)入隊
幹部候補生 ほか)
第2章 太平洋戦争始まる―一九四三年三月・南方派遣部隊補充要員輸送副官を命じられる(太平洋戦争勃発;南方派遣部隊、補充交代要員輸送;往路のシンガポール(昭南島)
忘れえぬ赤道通過 ほか)
第3章 本土決戦へ―一九四四年六月・大国第二八三五〇部隊で本土防衛任務に(母の死とその思い出;戦時下の結婚;東西戦況と二つの会談、そして国内情勢;物資不足の新婚生活 ほか)
著者等紹介
田中常正[タナカツネマサ]
大正8年12月28日山口県萩市に生まれる。昭和13年旧制山口県立萩中学校卒業。現在、山口県萩市で果樹園経営
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