内容説明
父そして祖父母。たくさんの愛に包まれ育ったなにわ。その町を花火のような焼夷弾が容赦なく焼き尽くした。焼け野原に広がる大空と、その下で懸命に生きた一人の女性のものがたり。
目次
第1章 なにわの物語(小さなお姫様;プライドの高かった祖父母;たこ焼き、おいしかったね ほか)
第2章 戦火の中の青春(女学校に進学;忍び寄る軍靴の音;暗雲、空をおおう ほか)
第3章 戦い敗れて(おばの家に間借り;タケノコ生活はまだ続く;引越し先は泥棒長屋だった ほか)
第4章 新しい旅立ち(結婚、新婚生活;義母の急死;財産管理の重責 ほか)
著者等紹介
河原寛子[カワハラヒロコ]
大正15年(昭和元年)、大阪東区南新町(現在・大阪市中央区)に開業医の二男三女の末っ子として生まれる。大手前高等女学校卒。なにわの商人の生き様を見ながら育ったことが、のちの人生を支えた。結婚後、義母の死を契機に昭和40年に自宅のそばの森を開発して五面のテニスコートを造り、テニスクラブの経営を始め現在に至る
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