目次
第1章 憂国
第2章 一教員として
第3章 日々のくらしの中で
第4章 「田舎の夏休み」小学生への手紙
第5章 友への年賀状
第6章 学生からのメッセージ
著者等紹介
福原好喜[フクハラヨシノブ]
房総半島、富浦生まれの富浦育ち。駒沢大学で教鞭を取るかたわら、“私の中には百姓の血しか流れていない”と言っている通り、毎日作業ズボンに地下タビ、腰手拭いで耕転機を運転する。今時の農村でも珍しい存在。今、一番の心配は加速度のつき始めた農村の過疎化。十数年前から地元の県道沿いにコスモスを育て、道行く人の目を楽しませている。“コスモスの花言葉は乙女の恋心。育てようコスモス、育てよう乙女の恋心”が口癖。また自分の田んぼでは、“ウチの平家を滅ぼす訳には行かない”と言って、農薬を用いず、炎天下四つん這いになって田草を取る、一風変わったロマンチスト。“ホタルも私も富浦の生態系の一部”が持論。“ホタルのランデブーは光通信システム。不必要な街路灯の設置が、彼らの恋を実らせない”と、“光公害”に警鐘を鳴らす。コスモスもまた街路灯の下では花をつけられないという。趣味は天体観測。早朝マラソンを40年間一日も欠かしたことがない
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。