内容説明
ぼくのお父さんはよく遠くへ仕事にいく。しばらく帰れないといって出発したお父さんの乗った汽車を、陸橋の上から見送ったぼくは、偶然おもちゃ屋のウィンドーの中に、お父さんの汽車とそっくりの汽車のおもちゃを見つけた。それからぼくは毎日汽車のおもちゃを見にいった。時がたつにつれて、おもちゃの汽車の背景は次々と変わり、やがて雪景色に…。お父さんを待つ男の子の切ない気持を静かに描きます。
著者等紹介
片山令子[カタヤマレイコ]
1949年群馬県に生まれる
スズキコージ[スズキコージ]
1948年、静岡県に生まれる。1965年上京し、1971年、日本橋プラザディックにおいて、初めての個展「コージズキンの世界」を開催。東京在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たーちゃん
19
お父さんを待つ子供の気持ちが伝わってきて少し泣きそうになりました。息子は「この場所でお父さんを待っているんだね」と言っていました。2023/06/10
カッパ
15
【1歳7ヶ月】図書館で借りました。字は読めなくても汽車の絵と一緒にみている犬の存在で楽しんでました。お父さんは汽車で遠くに出張に。おもちゃ屋さんでプラレール的な汽車の姿を毎日見守ります。一度船乗りさんもでてきます。最後は汽車売れてしまい、お父さんが帰ってきます。最後のページでどうやらプレゼントに?とわかり、ほっこりします。2020/11/10
魚京童!
15
帰ってくるのに手紙がいらない。2015/07/30
くまた
13
大好きなスズキコージ。やっぱり蒸気機関車、好きですよね。ストーリーも絵も本当に素晴らしい。図書館にて。2017/10/21
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
こどものとも 1991年12月号 通巻429号にて読了。遠くに仕事に行くお父さんを駅まで見送りにいく男の子と犬のワンダ。帰りにおもちゃ屋で走る汽車を見つけると、毎日見にいくようになる。季節が変わっても毎日見にいく男の子、お父さんの帰りを心待ちしている。2024/12/25
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