内容説明
ラモン・メネンデス・ピダルの名著『エル・シッド・カンペアドル』ここに完訳。11世紀スペインの英雄エル・シッド。日本の武士道精神にも相通じる彼の、その偉業と人物像を広範な資料研究を基に著した研究書である本書は、著者のエル・シッドへの愛着と傍らで見てきたかのような語り口とが相俟って、スペイン文化研究者ばかりでなく、多くの人々に感動を与える。
目次
第1章 カスティリャのエル・シッド
第2章 カスティリャから放逐されるエル・シッド
第3章 アルモラビド族の侵入
第4章 エル・シッド対アミールル・ムスリミーン
第5章 バレンシアの主、わがシッド
著者等紹介
安達丈夫[アダチタケオ]
1943年3月25日生まれ。1965年3月大阪外国語大学スペイン語科卒業。1965年4月三菱商事(株)入社。1993年4月三菱商事(株)準定年退職。1994年4月大阪外国語大学大学院修士課程入学(スペイン語科)。1997年3月同修了。1997年4月大阪外国語大学非常勤講師。1998年4月大阪大学、関西外国語大学の非常勤講師も兼ね、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。