内容説明
19歳で召集され3年8ケ月。恐怖の軍隊生活、酷寒と飢餓の強制労働―長い失意の中、命の火を点し続けることができたのは、シベリヤの大自然と人の心のあたたかさだった。人生への愛が見えてくる異色のシベリヤ抑留記。―あれほど美しい森を私は他に知らない。
目次
第1部 戦時・抑留体験記(入隊;ウスリー草原のヤポンスキー;ヴィンキの森の中で;シベリヤの病舎 ほか)
第2部 投稿文集(一般;教育にかかわるもの;旅にかかわるもの;四季おりおりの庭)
著者等紹介
中岡準治[ナカオカジュンジ]
大正14年3月5日三重県尾鷲市に生まれる。昭和17年3月三重県立尾鷲中学校卒業。昭和17年4月法政大学予科入学。昭和19年10月入隊。昭和23年5月復員。昭和25年3月法政大学経済学部経済学科卒業。昭和27年3月法政大学文学部日本文学科卒業。昭和27年9月東京都新島本村立新島中学校勤務。昭和57年3月三重県尾鷲市立北輪内中学校退職。平成11年4月12日癌にて死去
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