内容説明
栃木県が生んだ反骨の画家・小杉放菴。その作品と人物像に魅せられ、「郷土に小杉放菴あり」という誇りを覚えた同郷の著者が書き綴った放菴の“魂の故郷”、そして小杉放菴日光記念美術館が設立・開館を迎えるまでの12年間にもわたる軌跡―ここには真の芸術を歴史に埋もれさせまいとする静かだが熱い思いが溢れている。
目次
1 小杉放菴の原風景―日本近代史の一断面(反俗の画人放菴;放菴の父・小杉富三郎;柿沼広身と放菴;幕末期における下野支配;日光の近代化のあゆみ;日光の小倉山;小杉富三郎と交誼の人々)
2 小杉放菴記念日光美術館はこうして創られた(小杉放菴記念日光美術館の顛末;小杉放菴記念日光美術館建設年表)
著者等紹介
石川正次[イシカワショウジ]
1929年栃木県に生まれる。’53年明治学院大学文学部社会学科卒業。同年栃木県立高等学校教諭から教頭ならびに高等学校長を勤める。’92年から’96年日光市教育委員会。社会教育課美術館準備班主任研究員を勤める
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- 和書
- 發禁圖書館 〈巻ノ弐〉