内容説明
昭和20年8月15日、敗戦の玉音放送を朝鮮興南市の(株)日本窒素の社宅で聞いた若妻(和田澄子)と幼な子が、想像を絶する苦難に耐え、ひたすら故国日本へと歩み続け、生き抜いた記録。
目次
第1章 敗戦
第2章 地獄の共同生活
第3章 脱出
第4章 国境を越えて
第5章 引き揚げ船
第6章 故国の土
著者等紹介
山口八郎[ヤマグチハチロウ]
1932年岡山県加茂町に生まる。勝間田農林学校卒業、50歳のとき、不慮の事故により車椅子生活となるもボランティア活動に取り組み、忙しい日々である
尾島勝美[オジマカツミ]
1924年岡山県加茂町に生まる。法政大学法学部卒業、中学校高等学校教諭を永年勤め退職後、津山市に於て社会保険労務士として「尾島経営労務事務所」を経営
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