内容説明
テレビ・新聞で毎日のように目にする大宣伝の影響か、アパート経営の動機の過半は相続税対策にあると言われます。確かに建物完成時には評価減や債務控除により節税効果はあるものの、実際には経年の経営の儲けが加わる結果、税務上の相続財産は急速に増加し、節税効果どころかかなりの増税効果となり、相続税対策としては極めて不向きとなります。その誤った相続税対策こそが供給過剰の元凶です。その原因は、アパートメーカーや節税についての誤った解説書にあります。定借こそが節税の最高傑作です。本書はアパート経営と定借活用のそれぞれの儲け及び節税効果を同一の土地で比較することにより、真の資産の形成過程を解明した他に類をみない書です。それはいわゆる常識や定説を根底から覆す驚くべき結果となり、土地の有効活用を志向する方への必見の書です。本書にこそ真実があります。
目次
第1章 本書のあらすじと結論
第2章 高浜市内の民間賃貸住宅の実態調査
第3章 土地活用の優劣の基本的な考え方
第4章 モデルの採算シミュレーション
第5章 モデルの採算予測
第6章 モデルの相続税の節税効果
第7章 モデルの土地活用の総合比較
第8章 諸条件が異なる場合の土地活用の優劣
第9章 有利な土地活用への本書の提案
第10章 アパートメーカーの営業を斬る
第11章 一般定期借地権(定借)
第12章 地主や定借事業者のために
著者等紹介
内藤達也[ナイトウタツヤ]
1943年5月愛知県高浜市生まれ。1962年愛知県立刈谷高校卒業後、大手企業入社。企業より国内留学生として日本大学短期大学部工業技術科卒業。大手企業退社後、1971年より建設会社・会計事務所及び大手リース建設会社のトップセールスとして活躍後、専務取締役を最後に1981年退社独立。現在は吉浜不動産(株)・(株)ハウスジャパンの代表取締役として、土地の有効活用コンサル、不動産一般、建設業として活躍。特に租税特別措置法を適用した優良住宅の分譲事業及び一般定期借地権(定借住宅)事業は得意な分野
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