内容説明
時間・記憶・進化。これらをリンクするものを探求する物語。人は生き、そして死ぬ。すべてのものを洗い流してしまう絶対的な時間の奥には何があるのか。
目次
私たちは質と量との二重性においてものを見ている
私たちは質を生きるが、量で表現する
量や数は空間的なものだが、それ自体の性質をもつ
知性は「形式」という道具を利用し、空間上のものを扱う
カントの空間と時間について。時間を空間化したために難問が生じた
ゼノンの飛ぶ矢の逆理。今という瞬間と現在とは違う
過去はどこにあるか
科学は物質世界を取り扱う。なぜ数学は科学において役立つか。量子力学の示唆
熱力学は時間を捉えうるか
宇宙は物質世界であろうか。広がりと空間とは異なる〔ほか〕
著者等紹介
石垣優［イシガキマサル］
１９４９年生まれ。１９７５年、日本医科大学卒業。その後名大附属病院、掖済会病院などに勤務。現在、名古屋市で町医者として活躍中
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