出版社内容情報
かこさとしの「からす」は『からすのパンやさん』だけではなかった!!
からすの兄弟の成長物語… 子どもの好奇心を描いた名作絵本が復刊!!
かこさとしの“からす絵本”は、何といっても『からすのパンやさん』ですが、実は、他にもからすたちが主人公の絵本があったのです。
からすの兄弟、たろうがらすとじろうがらす。
ある雨の日、お母さんがらすに、静かに留守番をするよう言われますが、雨が雪になったから、おとなしくなんてしちゃいられない!
寒~い雪の中で何して遊ぼう!? お母さんの言いつけも、あふれる好奇心には勝てません。
さてさて、その結果はいかに…。
かこさとし先生による、保護者たちに向けての「あとがき」も秀逸。子どもの成長に本当に必要なことは何かを気づかされる一冊です。
※本書は、1984年・偕成社刊『たろうがらす じろうがらす』を再編集し、新装復刊するものです。
内容説明
かこさとしの「からす」は『からすのパンやさん』だけではなかった!!からすの兄弟の成長物語…子どもの好奇心を描いた名作絵本が復刊!!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
72
この絵本の原画も「かこさとし展」で見た。からすたちがとにかく可愛い。何にでも興味を持って、失敗もして、そこから学び大きくなっていく。子供を見つめるかこさんの視線が暖かい。2022/08/19
たいぱぱ
63
えっ!?かこさんの新刊?残念ながら亡くなったはずなのに…と本屋さんでびっくりしましたが、復刻版でした。お腹が痛くなった2羽の子ガラスにお母さんが薬を与えるのですが「いやいや、そこはパンでしょ!」と『からすのパンやさん』ファンとしては当然ツッコミますよね(笑)。かこさんは自分が子供の頃から慣れ親しんできた作家さん。僕みたいに父親、母親になって自分の想い出の絵本として読み聞かせする人もいる。おじいちゃんやおばあちゃんになって、孫に買い与える人もいるでしょう。かこさんにとって、それは凄く幸せな事でしょうね〜。2021/06/02
ヒラP@ehon.gohon
29
たろうがらすとじろうがらすの兄弟の行動は、人間の子どもそのものです。 留守番している間に表に出たら、あられが降り始め、雪に変わったりしたら、楽しくて仕方がありません。 ついつい夢中になって風邪を引いてしまうところなど、なんともホッコリする流れです。 こんなことを繰り返しながら、いろんなことを覚えていくのですね。2021/08/09
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
17
かこさんのからすの絵本と言えば、からすのパンやさんでお馴染みの・・・と思ったらこちらのからすは違うからすの兄弟。兄のたろうがらすと、弟のじろうがらすは、雨の日のお留守番で、雨に興味がわき、つい外へ出てしまいます。雨が雪になり、吹雪になって…。お父さんのお土産のおかしが、昭和のお父さんのお土産(酔っぱらいのお寿司)のようで笑ってしまいました。好奇心いっぱいの子どもあるあるなおはなしです。2021/07/04
メープル
14
かこさんの新作??と、思ったら復刻版でした。お留守番のあいだに雨や雪の降るなか遊ぶたろうとじろう。ついつい夢中になって風邪をひいちゃって、おとうさんのお土産のおかしも食べれなければ、おもちゃでもあそべない。こうやって色々な事を経験して自分で学ぶのって大切だよね。私はちょっと過保護かもなぁ。2021/08/23