KON’S TONE 「妄想」の産物

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KON’S TONE 「妄想」の産物

  • 今 敏【著】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • 復刊ドットコム(2020/08発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784835457468
  • NDC分類 778.77
  • Cコード C0074

出版社内容情報

没後10年となる世界的アニメーション監督・今 敏が唯一手掛けたテレビシリーズ=『妄想代理人』の制作記録&自己解説が1冊に!

今をさる10年前--- 現在、世界中で稀有の映像クリエイターとして、アニメーションの枠を超えて、多くの映画作品にも影響を与えた今 敏監督が、若干46歳の齢で逝去されました。命日は2010年8月24日。享年46。あの日から10年の月日が経ちました。

アニメーション監督・今 敏が生み出した長編劇場作品は、全部で4作。
1997年『PERFECT BLUE』
2002年『千年女優』
2003年『東京ゴッドファーザーズ』
2006年『パプリカ』
そして、テレビシリーズはただ1作。WOWOWで全13話が放送された、
2004年『妄想代理人』
のみとなります。

復刊ドットコムでは、上記した4つの劇場作品の絵コンテ集に加え、漫画家時代の作品である『OPUS』『セラフィム 2億6661万3336の翼(押井守との共著)』、そしてエッセイ集『KON'S TONE 「千年女優」への道』などの著作を刊行してきました。
そして没後10年となる本年=2020年は、『妄想代理人』の企画&製作過程での日常や非日常的事件、映像クリエイターとしての創意や葛藤や発見をつづった『KON'S TONE 「妄想」の産物』を刊行することになりました。

突然現れた謎の通り魔「少年バット」。折れ曲がった金属バットを片手に、目深にかぶったキャップで、ローラーブレードを駆って参上する神出鬼没の存在。
ゆるふわなキャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子が最初に襲われて以来、まるで増殖するかのように出没をかさねることになった「少年バット」と、それに襲われたり、巻き込まれたりした人々を巡る、様々なテイストのエピソードでつづられた破格のサイコロジカル・エンターテインメントが『妄想代理人』、全13話です。

『妄想代理人』
原作・総監督=今 敏/シリーズ構成=水上清資/キャラクターデザイン=安藤雅司
色彩設計=橋本賢/撮影監督=須貝克俊/編集=瀬山武司/音響監督=三間雅文
音楽=平沢進/アニメーション制作=マッドハウス/製作=「妄想代理人」製作委員会

本書は、『KON'S TONE 「千年女優」への道』の続編ともいえるタイプの書籍です。
『東京ゴッドファーザーズ』完成前の時期に、なぜテレビシリーズを立ち上げようと思い至ったか。『妄想代理人』制作から遺作となる『パプリカ』へといたる縁。作品内容・作画演出手法についての自己解説、製作現場のルポルタージュまで--- 今監督の生前からオフィシャルサイト【KON'S TONE】で公開されていたテキストを、多くの絵コンテページも収録し、初めて書籍のかたちにまとめました。
創作者の内面、アニメーション制作の現場など、ファンというだけでは知りえない貴重な情報、ものの見方が横溢した貴重な一冊です。<

内容説明

没後10年。『KON’S TONE「千年女優」への道』の続篇が初の書籍化!今敏が唯一残したテレビシリーズ『妄想代理人』―その準備&制作過程で直面した事件・心情・創作術、緊張・緩和・情熱を冷静かつ諧謔味のある筆致でつづった貴重な一冊!!破格の連続心理サスペンスを巡って語られるアニメーション監督の内面と行動。

目次

趣味の産物
総監督の謎
金の苦痛
少年バント参上!
唇からトンカチがパラパパッパパー
直撃の電波系
夢にキャッチ
妄想文化祭
アニメのアニメ
笑う人、まどろむ人
ホイッスルの警告
広げたマント
終わり無き最終回。

著者等紹介

今敏[コンサトシ]
1963年、北海道生まれ。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科在学中の85年、ヤングマガジン主催のちばてつや賞を受賞し、漫画家デビュー。90年、大友克洋原作の映画『老人Z』の美術設定を手がけ、アニメーション映画初参加。劇場映画初監督作は『パーフェクトブルー』(98年:兼・キャラクターデザイン)。同作は国内はもとより海外でも高い評価を獲得し、カナダのファンタジア映画祭アジア映画部門作品賞、ポルトガルのファンタスポルト映画祭ファンタジア・セクション賞アニメーション部門作品賞、ニューヨークのBムーヴィー映画祭アニメーション部門作品賞を受賞した他、ベルリン映画祭など数々の国際映画祭に正式出品された。続いて自ら原案・脚本を手がけた『千年女優』(02年)を監督。同作はファンタジア映画祭でアニメーション映画部門作品賞とファンタジア・グラウンド・ブレイカー賞の二冠を獲得した他、スペインのシッチェス・カタルニヤ映画祭オリエント・エクスプレス賞を受賞。国内でも毎日映画コンクールの大藤賞を始め、文化庁メディア芸術祭・アニメーション部門大賞など、数々の賞に輝く。遺作となった第四作『パプリカ』(06年)も第14回Chlotrudis Awardsベストデザイン賞、第25回ポルト国際映画祭Critics’Award受賞、第35回モントリオール・ニューシネマフェスティバルPubliic’s Choice Award受賞、第8回ニューポート・ビーチ・フィルム・フェスティバルFeature Film Award受賞、東京アニメアワード2007優秀作品賞劇場映画部門・個人部門音楽賞(平沢進)など多くの賞を受賞した。2010年8月24日、膵臓癌のために急逝。享年46歳。2020年、第47回アニー賞 ウィンザー・マッケイ賞(生涯功労賞)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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