感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
manabukimoto
4
主人公は矢八、落第している中一男子。彼はある日、自分が「妊娠」していると思うようになる。 周囲の戸惑いをよそに彼は魂の塊のようなものを「出産」する。マリアと名付けられたそれは「身体」をまとい、矢八と共に生活するようになる。 手塚治虫先生の、知る人ぞ知る傑作学園ラブコメディ。手塚るみ子さんの解説によれば「アポロの歌」「ふしぎなメルモ」と並ぶ「手塚治虫 三大性教育漫画」の一つであるらしい。 自分の分身である「子供」、対象である男子たちが知る異者としての「女子」。 古い自分を葬り次に進む。切ない結末。2020/04/12
電柱
0
自分から生まれたものだからと娘と呼ぶの好きだ。2020/08/26