男としての人生―山本周五郎が描いた男たち

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男としての人生―山本周五郎が描いた男たち

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784835454054
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

男の忍耐、男の献身、男の誇り―。代表的な十五の作品と、その名場面から周五郎文学にあらわれる“男性像”に迫る。

目次

男の忍耐―「樅ノ木は残った」の原田甲斐
男の見切り―「虚空遍歴」の中藤冲也
男の賭け―「赤ひげ診療譚」の新出去定・保本登
男の宥し―「薮の蔭」の安倍休之助 「ちくしょう谷」の朝田隼人
男の献身―「さぶ」のさぶ・栄二
男の求道―「内蔵允留守」の岡田虎之助
男の誇り―「ちゃん」の重吉
男の情愛―「つばくろ」の紀平高雄 「四日のあやめ」の五大主税介
男の宮仕え―「蕭々十三年」の天野半九郎 「松風の門」の池藤小次郎
男の秋霜―「晩秋」の進藤主計
男の饒舌―「おしゃべり物語」の上村宗兵衛
男の頑張り―「ながい坂」の三浦主水正
男の打算―「葦は見ていた」の藤吉計之介
男の最期―「城中の霜」の橋本左内
男の功名―「水の下の石」の加行小弥太

著者等紹介

木村久迩典[キムラクニノリ]
大正12年北海道生まれ。中央大学法学部卒業。出版社、新聞社勤務を経て評論活動に入る。日本文藝家協会会員。山本周五郎研究の第一人者。平成12年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masaki.N

3
気に入った周五郎節で目が止まったらその作品を手にするのにいい本。男の美学なんて薄っぺらいのを通り越して、生きた証が人の眼を通して初めてこのタイトル「男としての人生」になる。型通りにいかないのが人生。が、そこがもどかしいから迷って考えて自分なりの答えを導き出さないといけないのかと。それを最期まで背負っていかなければ。登った山の途中で人に荷物を持たせるのは避けたい。しかし、差し伸べられた手は忘れないようにしよう。なんとも自分がちっぽけに感じてしまう読後感。読了。2017/08/07

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