内容説明
きょうはいいひだ。よしくんとともだちになれたしそれに、たんぽぽとおはなしできた。演出家・竹内敏晴と、様々な分野で独自の表現方法を試み続け、多くの人を魅了する作家・長谷川集平による、おもわず気持ちがほっこりする絵本。訪問販売のみで発売された伝説の絵本シリーズが、あたらしい装丁でよみがえる!
著者等紹介
竹内敏晴[タケウチトシハル]
1925年東京都生まれ。演出家。東京大学文学部卒。ぶどうの会、代々木小劇場を経て、72年竹内演劇研究所開設(~86年)。79~84年宮城教育大学教授。その後も「からだとことばのレッスン」に基づく演劇創造、人間関係の気づきと変容、障害者療育に取り組みつづける。2009年没
長谷川集平[ハセガワシュウヘイ]
1955年兵庫県生まれ。1976年『はせがわくんきらいや』で第3回創作えほん新人賞。1990年『見えない絵本』で第20回赤い鳥文学賞。1992年『石とダイヤモンド』『鉛筆デッサン小池さん』で第14回路傍の石文学賞。2007年『ホームランを打ったことのない君に』で第12回日本絵本賞。絵本、小説、評論、翻訳、作詞作曲、演奏など多様な表現を試みる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
言葉を使うのは、とても難しい。子ども達が日常で直面すること、感じて欲しいことを表現している本。2020/02/04
兵士O
7
図書館の読み聞かせ会の第二弾として選んだ本です。主人公であり、語り手でもある女の子の目線で話は進んで行きます。よしくんという男の子との初めての出会い、一面のたんぽぽの花との会話、いじめられていたよしくんに寄り添い、たんぽぽとの交流を彼に話す女の子としての優しさ、というようなことがこの絵本のアクセントになっているのかな、と思いました。声を出して読むと、いじめられていた男の子の「あっ あっ あっ あっ」という台詞がどういう感情なのかと想像できて面白かったです。「あ」という母音にこだわらなくていいと思いました。2018/04/19
遠い日
7
話すことについてのやさしい哲学。話すことは、気持ちを表すこと。そして、その相手と繋がること。たんぽぽへの気持ち、よしおくんへの気持ち。話すことで、気持ちが変わり、次の局面が見えたりすること。ことばにするって、案外だいじ。2016/09/29
ひまわり
6
はなすことは,周りのものと,人と,つながること。2015/11/27
憩子
5
お話しできることは嬉しいこと。2018/01/23
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