内容説明
西暦1954年12月25日のクリスマスの夜、英夫少年の前に現れた怪しい老人は、ペリオウス星からの使者・オウだった。瓜2つの王子・タケーシの身代わりになるため、円盤型ロケットで銀河系の外に連れ去られる英夫。旅の途中、グロスター星人からの猛攻撃を受け、星間戦争に巻き込まれてしまつた英夫の運命や如何に!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
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終戦直後、少年雑誌で一世を風靡した絵物語の代表的作家の一人であった小松崎茂のSF作品。ストーリーは「ゼンダ城の虜」モチーフの日本の少年が異星の王子(名前がタケーシなのはちょっと・・・)の影武者となり、侵略者と戦うという話だが、あたふたと展開し、何となく終わってしまったという印象。何故日本人の少年が選ばれたのか?ラストに行方不明と言われていたタケーシ王子が何事もなかったように登場し、主人公は人身御供だったのでは?等疑問点も色々。只、力強いアートワークは流石だし、出てくる宇宙船が全てロケットなのも時代を感じる2024/11/09
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