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内容説明
「残された道はいかに死者を出さずに逃げ切るかの退却戦である。腕の一本足の一本なくなっても死ななければいい。極端な話“面白さ”という殿様さえ生き残ればそれで良い。カット内容を削ってでもフィルムにせねばならない」映画『パーフェクトブルー』『千年女優』で新世代のアニメーションを開拓した監督が綴る制作現場の壮絶な舞台裏と爆笑秘話。日常の観察眼の培い方からもの作りの姿勢までシニカルに、そしてコミカルに語ったすべてのクリエイター志望者必読の書。
目次
遥かなる千年の呼び声
パーフェクトブルー戦記
NOTEBOOK Selection
Who am I?
WORKS
趣味だったのに
著者等紹介
今敏[コンサトシ]
1963年10月12日生まれ。北海道出身。武蔵野美術大学造型学部視覚伝達デザイン科卒。マンガ家、アニメーション監督。大学在学中の85年、ちばてつや賞を受賞し、マンガ家としてデビュー。90年以後、劇場用作品を中心に美術設定やレイアウト担当としてアニメーションの世界でも活躍。98年には、映画『パーフェクトブルー』で初監督。その後、02年『千年女優』、03年『東京ゴッドファーザーズ』、06年『パプリカ』を発表し、世界各国の映画賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
こうすけ
19
アニメーション映画『千年女優』や『パプリカ』の監督・今敏のブログをまとめたエッセイ集のようなもの。メインとなるのは、デビュー作『パーフェクトブルー』の制作日誌。サイコパスな制作スタッフに振り回され、仕事が全然はかどらない恐ろしさ。どこかで、わかるわかる、と思い、胃が痛くなる。自虐的な文章が面白くてすらすら読めます。押井守の悪口もあり。しかし、ホームページに飛んで読んだ、最期のブログはつらすぎた。次回作が見てみたかった。惜しまれる。2023/12/15
非実在の構想
3
アニメ製作は才能ある人たちが血の滲む努力をしているヤベーところなんだな、とよくわかった2019/08/28
遠藤三春
2
一番好きなアニメ監督。タイトルが「千年女優への道」であるけれど、大部分が「パーフェクトブルー」誕生記。ものすごい苦労をしたのだなあ笑。温和な印象があったのだけど、意外と多弁で怒ることもあったようで。ハマグリwwたぶん確実に「妄想代理人」の使えない制作はあいつがモデルなんだろうな。漫画セラフィムの原作者との不和があったようで、原作者誰だとおもったら押井守で笑ったwその他すべてのエピソードを大切に読ませてもらった。もっと長生きしてほしかった。「夢見る機械」も見たかった。今残る作品を今後一生大切に見ていきたい。2015/02/10
yahiro
1
鬼才・今敏の監督デビュー作「パーフェクトブルー」の製作日誌。誇張してあるのかどうかはわからないけど、これがもし本当なら、修羅場も修羅場、壮絶な現場だったんだな、と。時代的な背景もあるとは思うけれど。当時のことが知れる貴重な資料だと思います。2023/04/30
機草詩夜
0
たいへん、おもしろく、わくわくとした。2012/12/06




