内容説明
数多くの名作を生み出した藤子不二雄両先生が、少年時代に夢中になって読んでいた「伝説の童話」が６０年ぶりに復刊！！藤子不二雄Ａ先生が語る“『魔法のつえ』の思い出”も新たに収録！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
7
少し古風な言い回しも楽しく、「魔法」が起こす冒険譚。ずっと、わくわくどきどきが続く展開に惹き付けられ、子どもの頃夢中で本を読んだ時間を思い出した。ビル少年の善悪の判断もしっかり描かれていて、子どものための本を十分意識して作られた本だと感じる。１９５１年刊行の講談社版を底本にしたことからもその時代性は読める。始めは自分の楽しみだけだった魔法が、とんでもないスケールにまで拡大してゆくあたり、物語の醍醐味を堪能した。そして、魔法を経験してのビルの成長が頼もしかった。2014/01/25
ツキノ
7
図書館本。藤本少年と安孫子少年が読んだという伝説の童話だそうで。「ドラえもん大長編を見ているみたい」と読後の感想を聞き、読んでみたらたしかにその通り！おもしろかった。子どもにも読み聞かせしてみよう。同じ本は読んだことはないけれど、この本のデザインのものは子どもの頃よくあったものなのでやはりタイムスリップ気分がたのしめる。2013/11/27
ツキノ
5
図書館で借りてわたしひとりで読んだもののとてもよかったので購入して三男とじっくり読んだ。読み終えるのに1か月くらいかかった。文体もちょっと古く教訓じみているけれどそれはそれ。惹きつけられて読む。しかしオチがすごいのよ。2014/01/13
サラサラココ
2
小1こどもと読みました。藤子不二雄Ⓐさんのあとがきに出てくる藤本くん（この本は藤本くんの愛読書）て誰なのか調べてしまいました。2020/02/23
ソラダマ
2
巻末の藤子不二雄Ⓐ先生の談によると、F先生が小学校高学年の頃に愛読されていたとのこと。二人で読んでこういうのをマンガにしたら面白いだろうと話しており、『ドラえもん』の「どこでもドア」などはこの作品のイメージがあとになって生きたのでは、と語っておられる。 つえが「たのしみのつえ」と呼ばれる「めぐみ」と「正義のつえ」と呼ばれる「むすび」の二本のうちいずれかだろうという細かい設定を考えるのも面白い。2015/01/18
