感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyrn
25
50年の長きに渡り、戦前戦中戦後の子供たちを楽しませてきたのらくろ本もとうとう最終話。1981年の刊行。軍隊が解体され一般人になって色々な仕事に就いてはみたものの失敗続きで、元上司に紹介されて喫茶店の店員として働く、というところから話は始まるが、のらくろ本人はあまり嫌がっているようにも見えないけれど、軍人のクセが抜けず、特に客対応は失敗ばかり。絶対向いていないと思うのだが、そのうち自分のカフェを持ちたいと思い、ついでに所帯を持って落ち着きたいと考えるのだから、まあ最終話らしい展開だが、破天荒さが影を潜め⇒2021/09/30
古古古古古米そっくりおじさん・寺
16
のらくろ幸福三部作完結編。オールカラーなのだが、癒される様な懐かしい良い色。ブルさんの紹介で喫茶店に勤めたのらくろ。修業中はやっぱりひどい失敗ばかりだが(淡々としたユーモアが良い)、焼鳥屋のおぎんちゃんと結婚し独立。結婚祝いを孤児達の施設に寄附。みなしごの野良犬だったのらくろが明るく子供達を励ますシーンにちょっと感動。家族が出来た事をしみじみ喜ぶのらくろが良い。読んで良かった三部作だった(^-^)2013/04/04
猪子
12
のらくろは無事しょたくろになって大団円。50年間お疲れ様でした(/・ω・)/こんなに長く続いたのはのらくろ並び田河水泡さんの人柄なんだろうなぁ2014/03/07
ざくろ
9
大和の図書館にて。この癒しの漫画はなに?笑 ほんと仕事できないのらくろには少しイラつくけど。笑笑 結婚できて良かった!2018/08/21
nata
9
表紙が昔のタモリみたい。今回復刊された3作の中では、一番ストーリー性がある。軍隊で大したこと無かった者が戦後に成功し、ヒーローだったのらくろは街の喫茶店のマスターというのは、時代的にリアルだったのかもしれない。でも最後に最も欲しがっていたものを手に入れたのらくろは、間違いなく幸福に見える。『のらくろ』を読んでいた子供がすっかり大人になった頃の掲載作だが、その大人にこそ響くいい終わり方だと思う。2012/08/09
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