内容説明
没後14年を経てなお強烈なファンを増やし続ける、不世出の天才イラストレーター=石原豪人。彼の膨大な作品群の中から、「妖怪」「怪奇」「怪人」と「怪」の字がつく傑作を一挙収録。未公開写真や少年時代の作文、書誌類も充実した、豪人の全貌が見られる初の豪華画集。
目次
日本の妖怪
豪人作文「過去の発心」「吹雪の夜」
西洋の妖怪
巨大怪獣
怪人ストーリー
死後の世界
転生の謎
豪人作文「我が父」「力」
日本のきょうふシリーズ
異空間の怪
エロ怪人
晩年の怪奇作品
著者等紹介
中村圭子[ナカムラケイコ]
昭和31年生まれ。岩手県出身。中央大学文学部哲学科心理学専攻卒業。昭和59年より弥生美術館学芸員となる
三谷薫[ミタニカオル]
1950年生まれ。東京・渋谷区原宿出身。出版美術研究家。57年、横浜市立一本松小学校入学。攻玉社高校卒。写真製版レタッチマンの職を経て、経葉社に務め、2010年退職。現在、戦前少年少女雑誌の書誌採録に着手する。日本児童文学学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅独歩
1
河出書房新社版、タコシェの林月光画集に続く三冊目の豪人画集。今迄で一番サイズも大きく見応えがあるが、できれば表題どおり「妖怪」のみで一冊、以下ジャンル別で続刊という形で見たかった。そう思わせるほどに多彩で、いかがわしく蠱惑的。主要作品年譜とともに、中学生時代の作文と御子息のインタビューも収録。2012/01/28
すけきよ
0
妖怪好きだった幼少期、水木しげるとは明らかに違う妖怪画! 妖怪よりも、人間の絵の方がリアルで気持ち悪いなぁ、と感じていたんだけど、今の目で見ると、やはりその肢体は湿度を帯びてやたらと生々しい。特に、はだけた太ももの質感は尋常じゃない。物凄くバタ臭いのに、明らかに日本人にしか見えないという、このマヨネーズ感(?)が腹に来る。前からダルビビが好きだったんで、それをまた見れたのが嬉しい。ただ、小さくてもいいから全妖怪画を収めて欲しかった。2012/02/03
高須力弥
0
p.103の出典不明のイラストは吉田戦車の『戦え!軍人くん』 (スコラ漫画文庫シリーズ) ですね。2012/01/26
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