内容説明
ミリくんのかわいいペットのブタが裁判にかけられて食べられてしまった。いつもおとなしいブタたちも今度ばかりは怒って、裁判官を裁判にかけて食べるという。ブタが支配する世界はたいへんなことに。
著者等紹介
大海赫[オオウミアカシ]
1931年東京に生まれる。60年早稲田大学大学院修了、フランス哲学専攻。異色な作風によってしられている作品はさし絵もすべて自分で担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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魚京童!
16
「動物農場」かと思ったそうでもなかった。もしかしたら「動物農場」なのかもしれない。せかいのブタばんざい!なんてなかなか言えることではない。「動物農場」だったのかもしれない。2019/01/14
まるす
4
グロテスクだった、誰かのトラウマ本だったので復刊したんだろうか。版画の挿絵と相まって暗い雰囲気。冒頭は裁判や権力の話かと思ったが肉食の正当性を疑うお話で良いのかな?これは何かのメタファーかとちらついてお話に集中できなかった。2024/07/20
ガリレオ
4
ブタや鶏がかわいそうに思った(T_T)大海あかしさんの作品は面白いながら怖い。また読んでみたいな♪2015/10/22
和衛門
1
やっぱり、トラウマ本だ。ストレートに、今まで食われていたから今度は人間を食う豚が現れるなんて、豚肉を食べられなくなる子供がきっといるよ。でも、そこが大海絵本の魅力だよね。2015/01/18
ゆみぷ
1
このくらいストレートに書かないと伝わるものも伝わらないかもしれない2012/09/02