内容説明
むかしむかし、ヨーロッパのどこかを想像させるある絶対王権主義国家。親から受け継いだ絶大なる富と権力を盾にする3代目ピーマン大王が、忠実な家臣たちに支えられ、見た目にはいちおう安定統治している。が、税金は高額で貧富の差ははなはだしく、経済的衰退は国民生活を圧迫。国民の大多数は常に飢えているが、大王はわれ関せず、贅沢三昧の果てに美食に飽きてしまい、最近ではめったなことでは食事に手をつけなくなってしまった。日に日にやせ衰えてゆく大王。后を失い後継ぎの男児のいない王国では、賢い一人娘の皇女と家臣たちが、大王と国の行く末を案じている…。
著者等紹介
住井すゑ[スミイスエ]
1902年、奈良県に生まれる。大正デモクラシー興隆期に上京し、編集者(講談社)として仕事を始める。後に、農民文学者犬田卯氏と結婚し、19歳から文筆活動に入る。1954年には『夜あけ朝あけ』(新潮社)で毎日出版文化賞を受けている
コンドル,ラヨス[コンドル,ラヨス][Kondor,Lajos]
1926年、ハンガリーの首都ブダペストに生まれる。1949年、ブダペスト応用芸術学校を卒業する。その後、エッチングを中心として、絵本作りなどに幅広く活躍し、国外へも活動の場を広げている。ハンガリー国内では、ムンカチ賞始め、多くの賞を受けている。1980年には、ボローニャ世界児童書フェアーにおいて、優秀作家展に入選している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ochatomo
千尋
遠い日
ヒラP@ehon.gohon
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