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住井すゑとの絵本集
ピーマン大王

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 22X29cm
  • 商品コード 9784835442723
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

むかしむかし、ヨーロッパのどこかを想像させるある絶対王権主義国家。親から受け継いだ絶大なる富と権力を盾にする3代目ピーマン大王が、忠実な家臣たちに支えられ、見た目にはいちおう安定統治している。が、税金は高額で貧富の差ははなはだしく、経済的衰退は国民生活を圧迫。国民の大多数は常に飢えているが、大王はわれ関せず、贅沢三昧の果てに美食に飽きてしまい、最近ではめったなことでは食事に手をつけなくなってしまった。日に日にやせ衰えてゆく大王。后を失い後継ぎの男児のいない王国では、賢い一人娘の皇女と家臣たちが、大王と国の行く末を案じている…。

著者等紹介

住井すゑ[スミイスエ]
1902年、奈良県に生まれる。大正デモクラシー興隆期に上京し、編集者(講談社)として仕事を始める。後に、農民文学者犬田卯氏と結婚し、19歳から文筆活動に入る。1954年には『夜あけ朝あけ』(新潮社)で毎日出版文化賞を受けている

コンドル,ラヨス[コンドル,ラヨス][Kondor,Lajos]
1926年、ハンガリーの首都ブダペストに生まれる。1949年、ブダペスト応用芸術学校を卒業する。その後、エッチングを中心として、絵本作りなどに幅広く活躍し、国外へも活動の場を広げている。ハンガリー国内では、ムンカチ賞始め、多くの賞を受けている。1980年には、ボローニャ世界児童書フェアーにおいて、優秀作家展に入選している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ochatomo

9
シリーズ第2作 生産労働が美味の源泉 絵本というよりも挿絵入りショートストーリーで、ラヨス・コンドルさんの絵が印象的 元本1982年 2006刊2021/05/05

千尋

6
ピーマン大王がのどの鳴る美味しいものを探しに旅に出る物語**「食」へのありがたみがよくわかる本です**2011/01/16

遠い日

3
ラヨス・コンドルさんの絵の味わい。忘れがたい印象を残す絵だ。何を食べても文句しか出てこないピーマン大王のために、42人のお供がついての食べ物旅行。喉が鳴るおいしいものを求め求めて、遥かな旅。最後に着いた緑が島には、おいしくいただく約束事があった!いかにも、いかにも、これならばどうあっても、食事をおいしくいただくしかないという方法だ!王さまの必死さ、家来たちのあんぐり顔。しかし、なにもかもを脱ぎ捨てた王さまの素顔が、わたしは好き。2014/10/21

ヒラP@ehon.gohon

1
ピーマンといえば好き嫌いの代名詞のようですが、住井さんはそこまで意識したのかどうか、落差を感じる内容ではありました。 周りがピーマン大王を好き嫌いするのではなく、好き嫌いをするのはピーマン大王。 家来たちは親身になって大王の望む食べ物を探すために四苦八苦。 国の食べ物に満足できない大王は、おいしいものを探して7年7カ月もおいしい食べ物をたずねて旅を続けます。 そして、最後に見つけた島で、大王は一杯の水をおいしいと感激するまでの体験をします。 不思議がいっぱいですが、コンドルさんの絵も不思議な味わいです。 2010/11/25

EDX

0
絵が印象的。話の内容は よくある感じなんだけど 絵が絵だからねえ、すごくいい感じに受け取った。2016/03/22

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