内容説明
「本書は、1917年の革命後、ロシアを支配した残忍で非人間的な政治体制にまつわる痛ましい物語である。」北極圏下の白海に浮かぶソロヴェツキー諸島は中世以来、ロシア正教の聖地であった。ロシア革命後の1923年から、ここに人知を超越した悪魔が住み着き、1929年までの16年間、絶滅収容所としてスターリンに利用されたのである。あらゆる拷問、虐殺の方法がソロヴェツキーで編み出され、やがてソビエト全土に癌瘍のように繁衍し、収容所群島の体を為していった。人類史上稀なる国家犯罪の詳密は、至妙な隠蔽により、今日現在に至るも、闇に葬り去られたままである。
目次
第1部 牢獄産業(逮捕;わが下水道の歴史;審理;秘密警察;初監房―初恋;その年の春;機関室のなかで;幼児期の法)
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