出版社内容情報
稀代の社会科学者・小室直樹の経済論2冊を合本して復刻。経済学をわかりやすく解説した小室経済学の集大成にして決定版!
稀代の社会科学者にして数多くのベストセラーを輩出した小室直樹氏。その経済論の代表的著作『小室直樹の資本主義原論』と『日本人のための経済原論』を合本して復刻。経済学の基本、日本経済、日本社会の問題点を、博覧強記の著者が古今東西の逸話を取り混ぜながら解説。目指すところは「あなた自身が経済学者になれ」。著者の数ある著作の中で、まず最初に手にしたい小室思想の入門書。『ハゲタカ』著者・真山仁による解説文掲載。
復刊に寄せて 真山仁
20世紀から届けられた最終兵器
第1部 資本主義原論
第1章 経済には法則がある
第2章 経済理論は非現実的ではない
第3章 資本主義的所有は「絶対」である
第4章 資本主義を知ろうとしたら「予定説」を学べ
第5章 資本主義は何処にも存在し得るのか
第6章 日本の資本主義を検証する
第7章 腐朽官僚制を無くさずして日本は変わらない
第2部 経済原論
序章 日本経済は何故身動きとれないのか
第1章 現代経済を見る眼
第2章 スパイラルの実際例
第3章 需要と供給が織りなすミクロの世界
第4章 マクロの世界の相互連関メカニズム
第5章 三大経済学者のポイント
第6章 日本経済の大きな構造変化
第7章 日本は鵺経済だ
第8章 依法官僚制と家産官僚制の矛盾
【著者紹介】
小室 直樹(コムロ ナオキ)
1932年東京生まれ。京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了(東京大学法学博士)。この間、フルブライト留学生として、ミシガン大学、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学各大学院で研究生活を送る。2010年逝去。著書に『ソビエト帝国の崩壊』(光文社)、『「天皇」の原理』(文藝春秋)、『日本の敗因』(講談社)、『日本人のための宗教原論』(徳間書店)、『日本人のためのイスラム原論』(集英社インターナショナル)、『小室直樹の資本主義原論』『日本人のための経済原論』『数学嫌いな人のための数学』『論理の方法』(以上、東洋経済新報社)ほか多数。
内容説明
日本の経済、社会の矛盾を読み解く憂国の書!
目次
第1部 資本主義原論(経済には法則がある―市場を無視すれば報復される;経済理論は非現実的ではない―自由市場の本質;資本主義的所有は「絶対」である;資本主義を知ろうとしたら「予定説」を学べ;資本主義は何処にも存在し得るのか ほか)
第2部 経済原論(日本経済は何故身動きとれないのか;現代経済を見る眼―スパイラル現象に注目せよ;スパイラルの実際例―バブルの出現、崩壊そしてデフレ;需要と供給が織りなすミクロの世界;マクロの世界の相互連関メカニズム ほか)
著者等紹介
小室直樹[コムロナオキ]
1932年東京生まれ。京都大学理学部数学科卒業。大阪大学大学院経済学研究科、東京大学大学院法学政治学研究科修了(東京大学法学博士)。この間、フルブライト留学生として、ミシガン大学、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学各大学院で研究生活を送る。2010年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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