内容説明
世界的な民話採集者ルース・マニング=サンダーズがよりすぐった魔法使いのお話。冷酷でおそろしい魔法使いからユーモラスでやさしい魔法使いまで、世界中から集められたスリルいっぱい、ゆめいっぱいのお話を収録。
著者等紹介
マニング=サンダーズ,ルース[マニングサンダーズ,ルース][Manning‐Sanders,Ruth]
1895年、イギリスのウェールズ南部のスウォンジーで生まれる。父はユニテアリアン教の牧師で、三人姉妹の末っ子。マンチェスター大学を卒業。コーンワル出身の画家、故ジョージ・マニング=サンダーズと結婚し、一男一女の母となる。著書は約80冊あり、そのうちの50冊ほどが民話関係で、民話再話者として世界的に有名
西本鶏介[ニシモトケイスケ]
1934年、奈良県に生まれる。児童文学や児童文化の評論、民話研究、童話や絵本の創作など幅広く活躍。昭和女子大学名誉教授。各ジャンルにわたって著書は400冊を超える
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KiKi
2
この本、どうやら過去に発刊されていて絶版になっていたものが、復刊ドットコムの投票により蘇った作品群だったみたいです。 シリーズものになっていてシリーズ全体のタイトルが「世界の民話館」。 そして全10冊から構成されていて「魔法使いの本」「魔女の本」「竜の本」「悪魔の本」「王子と王女の本」「怪物の本」「こびとの本」「巨人の本」「人魚の本」「王と女王の本」となっているらしい。 たまたま吾妻郡図書館の「ファンタジー棚」にズラッと並んでいるのが目に入り、こういう切り口でまとめているシリーズ本って珍しいなぁと興2010/11/15
チャイナブルー
1
子供の頃図書館の本の中で一番好きなシリーズ。 今読むと素直に楽しめる。 何と言っても挿し絵が好きすぎる。 点描技法を使ってる絵の中でも秀逸! 挿し絵って物語のイメージを左右するから本当に大事だなと思った。2021/01/22
きち
1
魔法や魔術に興味を持ったのは、この本がきっかけかも。2014/05/25
樒
1
再読。忘れもしない、『世界の民話館』との出会いの本。小学校の読書の時間に、これの冒頭のお話を読んで頂いて、いつもは本に興味のない子まで、このシリーズには夢中になっていました。文字で読むのも良いですが、声で聞く、聞かせるのも素敵なお話だなと感じます。この文章の色彩、色調を表現するのは難しいことですが。『魔法使い~』の色は鈍調な、でも、原色に近い多彩色。2009/09/24