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赤い館の騎士―マリー・アントワネットを救え!

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  • サイズ B6判/ページ数 686p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784835440651
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

内容説明

1793年、フランス革命のさなか、国王ルイ16世はすでに処刑され、王妃アントワネットは囚われの身となっていた。そんな中、幽閉された王妃を断頭台から救うべく、王党派による王妃救出計画が密かに進められていた。“赤い館の騎士”の正体とは?王妃の運命やいかに?革命の混乱期を舞台に、王妃救出をめぐり描かれる壮大な人間ドラマ。数々の名作を生み出した文豪デュマの隠れた代表作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

9
激動のフランス革命の時代を背景に、二人の青年が登場します。国民軍の中尉であるモオリス・ランディと、その友人である夜警の伍長マクシミリヤン・ジャン・ローラン。生真面目な愛国者モオリスと、言葉の端々で詩を謳い、名言の引用で茶化す陽気なローラン。この二人がこの夜出会った不思議な娘。彼女は志願兵に呼び止められて衛兵所へ連れ込まれようとしています。彼女を救ったことで、運命の網の目にはいるのです。やがて起きる、王妃マリー・アントワネット救出作戦に、彼らはどう関わるのか。赤い館の騎士とは何者か。さすがデュマ、お見事。2006/02/27

きりぱい

5
ルイ16世は処刑され、続いて断頭台を待つだけのアントワネットを救おうとした騎士がいた!正体不明の女を助け、勝手に惚れて勝手に嫉妬して、実にわかりやすく恋に苦しむ将校モオリス。モオリス自身だったり、浅はかで哀れなチゾンのおかみさんだったり、陰湿なシモン、まさかの悪に転じる奴と、余計な立ち回りで、全然上手くいかない救出劇がもどかしいー!どたんばの騎士には緊張感が走るけれど、ラストがもう、やりきれない!うぅ。友情、特にローランがよかった。そしてもちろん面白かった!2011/09/13

まぬけのまりこ

1
最後崩折れたね。混迷のフランス革命期、抗えぬ愛の詩。もしくは美人局に引っかかった男の末路。だから女にうつつ抜かしてないで冷静になれって言ったのに。色ボケはおフランスの伝統芸ですかそうですね。アントワネットはif系ではないだろうと思っていたけれど。割りを食うお約束親友ポジションのローランが好い男すぎてつらい。あと忠犬ブラック。全体面白いのに。どうでもいいけれど、端々に詩を挟むローランが何故か脳内でひとりミュージカル。Get cool boy!2022/11/24

Hiromi

1
さすがデュマ!フランス革命時代の情景が、人々の心理が、まるでその場にいるように伝わってきました。 女王を救おうと画策した人々の計画、政治的見解の違うもの同士の純粋な恋愛、そしてモーリスとローランの友情愛と、最初から最後まで楽しむことが出来ました!★2022/02/10

Merlin

1
ロマン派の擡頭以来歴史小説の価値が再認された。ヴィ二イ「サン・マール」(1826)ユーゴー「ノートルダム・ド・パリ」(1831)メリメ「シャルル9世年代記」(1829)。フランス革命史家G・ルノートルは革命時代の裏面史に興味を持ち当時の細かい事件や風俗の専門家として「革命時代のパリの町々」「マリーアントワネットの牢獄生活と死」を著す。彼がルージュヴィル候シャルル・アレクサンドルの埋葬証書を発見、その記録は1760年アラスで生まれプロヴァンス伯の親衛隊となり1792年6月20日チュルリ宮殿暴動で女王を守った2017/12/03

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