出版社内容情報
近代西欧国際関係への参入を迫られた日本およびアジアが、技術、制度、思想の近代化を企て、波乱に富んだ国際関係を繰りひろげた十九世紀半ばから二十世紀半ばまでの東アジア国際関係史を「文化摩擦」の関係として捉える。(1984年刊)
目次
日本における天主教排斥の論理―朝鮮朝闢衛論との比較考察
「脱亜論」再考
呉汝綸と『東遊叢録』―ある「洋務派」の教育改革案
近代製糸業の導入と江南社会の対応―日中の交流と比較を含めて
川口華商について1889‐1936―同郷同業ギルドを中心に
孫文を繞る日本人―犬養毅の対中国認識
植民地と文化摩擦―台湾における同化をめぐる葛藤
1923年の東宮台湾行啓―天皇制の儀式戦略と日本植民地主義
1923年の満州
大沽事件をめぐる日中関係―中国国民革命の一側面
著者等紹介
平野健一郎[ヒラノケンイチロウ]
東京大学教養学部教授
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