文春学藝ライブラリー<br> 国家とは何か

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文春学藝ライブラリー
国家とは何か

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784168130342
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

出版社内容情報

文学と政治の峻別を説いた文学者の?sc恆存は、政治や国家をどう論じたのか? 「個人なき国家論」への批判は今こそ読むに値する。

?sc恆存の政治論・国家論のエッセンス

文学と政治の峻別を説いた文学者の?sc恆存は、政治や国家をどう論じたのか? 「個人なき国家論」への批判は今こそ読むに値する。

内容説明

個人なき国家論を排す。「俗物論」から「朴正煕論」まで『保守とは何か』に続く福田恆存の真髄。

目次

1 政治とは何か(俗物論;少数派と多数派;私の政治教室)
2 国家とは何か(国家的エゴイズム;現代国家論)
3 戦後とは何か(個人と社会―平和論批判;政治主義の悪―安保反対運動批判;現代の悪魔―反核運動批判;当用憲法論―護憲論批判;防衛論の進め方についての疑問―防衛論批判)
4 国家と個人(孤独の人、朴正煕;近代日本知識人の典型清水幾太郎を論ず)

著者等紹介

福田恆存[フクダツネアリ]
1912(大正元)‐1994(平成6)年。東京本郷生れ。東京大学英文科卒業。中学教師、雑誌編集者、大学講師などを経て、文筆活動に入る。評論、劇作、翻訳の他、チャタレイ裁判では特別弁護人を務め、自ら劇団「雲」(後に「昴」)を主宰し、国語の新かな、略字化には生涯を通じて抗した。1956(昭和31)年、ハムレットの翻訳演出で芸術選奨文部大臣賞を受ける

浜崎洋介[ハマサキヨウスケ]
1978(昭和53)年生れ。文藝批評家。日本大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

18
これ、もう一度しっかり読まないとダメだぁ…2015/01/13

白義

15
政治というのは常に暴風のように猛威を振るい、個人のかぼそき世界をかき消してくる。体制に抵抗する知識人、という身振りすらそこにはある種の定まったイデオロギー、政治性を帯びて思考停止を持ち運んでくるものである。本書には福田恆在が保守派としてそうした戦後平和主義という、政治の悪魔性への認識を欠きがちな思潮への異物たらんとして残した文章が集められている。常に絶対との緊張関係にある個人から国家や政治を見るのは徹底されているのみならず、一つの国家すらそうした個人のような存在として見る辺りにただの右派とも違う凄みがある2016/02/19

ドクターK(仮)

5
本書を読んで感じるのは、福田恆存の徹底した自己省察の精神である。一段高いところから勝手なことを述べ立てるのではなく、その批評の対象は時に自分自身にも向かう。冒頭の「俗物論」には、特にそうした姿勢が現れている。それだけに、自己を省みることを忘れ、自己欺瞞や自己正当化にせっせと励む「進歩的知識人」たちの態度に、福田は憤懣やるかたない思いを抱いていたのだろう。また、福田の批判の矛先は、「個人」を忘れた非人間的な「国家」を論ずる保守派にも向かっており、(思想の左右を問わず)読み手に反省を促している。2017/03/04

白い雲。。

2
けっこう昔の論文。飛ばし読みしたけど、最後までは読めなかった。憲法の話はなかなか興味深かった。2015/03/07

インチ気になる

1
国家観のないモラトリアム人間が、理想像を現実の延長上に捉えてしまう傲慢さには至れない教養としての国家論。一言で言い切る歯切れの良さに依存してしまうカルトな時代劇のような勧善懲悪を求める紋切り型の救済の言葉に偽善を感じればこその矛盾をも含んだ複雑さも許容し理解するとはいかに困難で、単純明快さという毒に依存したがる自分に鞭打たねば読み切るのも苦痛にもなりうる重さが、自分の身になり得るのかと自信を失う読書経験でもありました。2025/01/02

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