出版社内容情報
主体、主体の相互関係、主体内部の解明と国際社会への関与、国際社会の構造などのテーマ、および数量的方法、仮説の数理的表現、近代的モデリングの方法論等をあわせて、研究最前線の情報を示す。(1984年刊)
内容説明
本書は、国際関係論における最近の理論的・方法論的進展を反映させながら、この学問分野の将来の発展の諸方向を示唆することを目的として編まれたものである。
目次
国際政治の理論と行為主体―方法論的覚え書き
国際組織の「主体」化―地域経済協力機構の社会システム論的整理
政治学における近代的モデリング―リチャードソン・モデルを中心として
混沌のなかの法則性―戦争の確率論的なモデル
モデルスキー長波理論の検討
非軍事的安全保障の国際関係理論的基礎―国際交流をめぐる問題からの接近
文革前中国の対外関心―『人民日報』社説の内容分析1950‐1965
現代中国政治の循環的変動モデルをめぐって
中国政治指導者の「二つの路線の闘争」に関する数量的研究
開発問題と農民―北部ルソンの蔬菜生産における社会科学的要因分析
著者等紹介
山本吉宣[ヤマモトヨシノブ]
埼玉大学教養学部助教授
薬師寺泰蔵[ヤクシジタイゾウ]
埼玉大学行動科学情報解析センター助教授
山影進[ヤマカゲススム]
東京大学教養学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。