内容説明
第二巻には、単行本、雑誌、新聞等に掲載された藤井の諸論考、雑誌『健康管理』所載の論考及び編集後記等を収録した。
目次
第1章 戦争と歴史学(近代日本の戦争動員とそのイデオロギー;戦後史をめぐる歴史意識の変容―戦後を否定する論理とは何か ほか)
第2章 動員される人びと―在郷軍人会(村と戦場「共同研究」近現代の兵士の実像―総論;村発信の特異な在郷軍人分会誌―戦場と交信した『真友』の発見と分析 ほか)
第3章 女性たちと戦争―国防婦人会(国防婦人会;自著を語る―『国防婦人会』 ほか)
第4章 『日本の黒い霧』と社会問題(松本清張と『日本の黒い霧』;『日本の黒い霧』の時代認識と評価―「黒地の絵」と帝銀・下山・松川事件諸作品の資料検証 ほか)
第5章 健康と公衆衛生(日本の結核の進路をさぐる―公衆衛生学会シンポジウム 日本の結核の将来より;保健指導担当者への質問状 ほか)
著者等紹介
藤井忠俊[フジイタダトシ]
1931‐2018。民衆史研究者。1970年代に「現代史の会」を主宰、『季刊現代史』全九号をみずから編集・発行した。結核対策にはじまる産業予防医学雑誌『健康管理』の編集・発行人を続け(一九六〇‐二〇〇二年)、産業医学・公衆衛生の分野で職業的地位を確立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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