内容説明
地盤もなければ、カネもない。裸一貫、志ひとつで“桶屋のせがれ”から衆議院議員に―胸に抱いた夢と希望、世に問う政策と提言をこの一冊に。
目次
第1部 理念と行動―あゆみを振り返りながら(憧れから志へ;助走;準備;政界;出馬 ほか)
第2部 方針と提言―未来への舵取りとして(世界の潮流を観る;波に呑まれないために;国内政策はこうだ!;防衛と外交の考え方;民意と官意 ほか)
著者等紹介
落合貴之[オチアイタカユキ]
1979年、東京都世田谷区に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業後、三井住友銀行に勤務。衆議院議員江田憲司秘書などを経て、2014年12月、衆議院議員選挙にて初当選。衆議院議員2期目を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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古谷任三郎
2
立憲民主党所属の議員の著書。リベラルな政治家田中秀征に憧れ、メガバンク、江田憲司の秘書などを経て、「地盤・看板・カバン」もないが、衆議院議員になった著者の志の高さと努力は本物だと感じた。著者はグローバリズムを見直し、一極集中型から多機能分散型へ変え、「中道政治」を取り戻していく事を志す。そのモデルとして、池田勇人ら宏池会を取り上げていたが、今の宏池会会長でもある岸田総理の掲げる「新しい資本主義」に通ずるものがある。今の野党の体たらくに呆れているが、著書にはリベラルの再建の先頭に立つリーダーになって欲しい。2022/09/23
みじんこ
1
著者の歩みと現状認識、政策を知り、政治をよりよくしたいという意欲があり筋を通す人物だと思った。一部自分とは意見が異なる点もあるが、脱グローバル化(特に均質化、外国人労働者と賃金・技術革新に関する話)やロシアとの関係、若者と投票への考え方についての話は深く頷けるものがあった。立候補休暇制度などは面白い提案。著者が非世襲議員で裕福でもないからこその発想もある。また、多様な意見を多様性を維持したままよい方向にまとめることが重要だという意見に賛同する一方、現在のネットの言論空間を見るに非常に難しいと思った。2021/01/05
aruku_gojira
0
衆議院東京六区・世田谷区の一部、選出の代議士さんの著書。政治の現場を離れた人の回顧録や回想録、オーラルヒストリーは読んだことあるが、現職でこれから何するか、という展望を記した本を読んだのは、初めて。 2010年の「みんなの党」の結党あたりからの部分は、2000年代末から2010年代初頭の無所属議員たちの動きが少し垣間見えて、興味深い。 選挙戦を支える多くのボランティアスタッフの描写は人柄の良さを示しており好印象だが、その後の政権を担える政党の整備に未だ難あり、という印象を受ける。2020/11/23
保元茂樹
0
普段こういった本は読まないけど選挙区の政治家なので読んでみた。これまでの事、これからの事、実現したい事。現時点での落合貴之氏の「思い」がここにある。2020/11/15