感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うえ
6
「廣松（渉）はファシズムについて積極的な言及をしていたマルクス主義者といえよう」「廣松は、ハイデガーやカール・シュミットをはじめとする「第一級の学者・思想家たちも多数ファシズムにアンガージュしている」ことをあげ、「インテリ層がたとえ思想的に錯乱し自己欺瞞に陥ったのであるとしても、そこはしかるべき思想的自己了解の内在的論理が介在していたはずであって、これの究明抜きにした単なる精神分析ではファシズム論の名に値しえない筈である」といい、思想的ファシズムの再検討が必要だという」2016/10/20
