出版社内容情報
百人一首で知られる蝉丸。その少年時代は、琵琶と、数々の怪事件と共にあった…
平安時代を舞台に、ファンタジックな謎解き物語が展開する「蝉丸シリーズ」。日野富子、皇女和宮など誰もが知っている実在の女性を活き活きと描いた「狂華」「君ありてこそ」など、佐久間智代の歴史マンガの醍醐味がすべてつまった一冊です。
【収録作品】蝉丸シリーズ 逢坂の関/紅涙の女/美女の悪戯
ときめきとやすらぎと/都桜/狂華─日野富子物語─/君ありてこそ─皇女和宮─/超雑談・百人一首
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミユ
47
佐久間さんの歴史漫画はライトな感じだけど面白くて好き(*´∀`*)百人一首にも登場する蝉丸が主人公のシリーズがメイン。この世ならぬものがよってくる琵琶の名手、蝉丸が色々と事件に巻き込まれて解決していく話。蝉丸のご主人である敦実親王と蝉丸のやり取りが楽しい(笑)ほかは赤染衛門、伊勢大輔、日野富子、皇女和宮が主人公の話が1本ずつ収録。皇女和宮の話は可愛くて、そしてとても切ない。佐久間さんの歴史ものはトンデモナイ設定をぶち込むことがあるけど漫画として面白い。ずっと昔に読んだ築山殿の話も収録されてほしかったなぁ。2016/07/10
祥子
6
このお話の中でどうしても読みたかったのは日野富子を描いた「狂華」と、和宮・家茂の交流を描いた「君ありてこそ」特に後者の「京から来た『親子ちゃん』」以上にこの二人を描いた物語で心引かれた言葉はない。文庫化されて手元に置いておけることが嬉しくてしようがない。2011/11/19
AMN
3
蝉丸シリーズが読めるとは嬉しい~。平家もそうだけど、佐久間さんの歴史モノ好きです。2013/08/06
琴
3
佐久間智代先生の歴史マンガ、好き。また新作が出たら良いのにな〜。 収録作品の中で「蝉丸シリーズ」が読みたいばかり購入。(その他の作品は、既に既読の為。)
阿南
2
佐久間さんの平家シリーズ(文庫になる前の物)が大好きでこちらの蝉丸、日野富子のお話は読んでなかったのです。 そして私が大好きな赤染衛門のお話も入っててテンションが上がりました。何回読んでも大好きです。 先生のお陰で平家に平安時代にどっぷりとハマりました。もっといっぱい歴史シリーズ読みたいです。 これを読むとついつい時代、人物背景が気になって夜更かしの元ですね。2017/06/17