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一休伝 〈下巻〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 406p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784834273458
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

正長の一揆、応仁の乱が続く地獄の季節を生きた頓智一休の真実の姿を描く迫真の劇画巨編 堂々の完結!! 華叟禅師より得た印可状を火中に投じた一休。この世の地獄の生きとし生けるものの喜びや哀しみを知ろうと京の巷に身を沈ませた。俗と交わる一休を囲む世情は騒擾のない日はなかった。そんな中で盲女の森女を愛し、森女に見守られながら坐亡する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっちゃん

7
水上勉原案、小島剛夕劇画の『一休伝』上中下の下巻。近江堅田の祥瑞庵華曳宗曇師から一休の名を貰い一休宗純となってからの話。妻もよとの生活や戦乱の世の地獄絵図、貧しき者は息を絶え、富める者はひたすらに富み、貴族や豪商に傅く坊主も出た。各地に一揆や叛乱が起こり、旱魃や飢饉があり、大地震があり、死が日本を支配した。その中で一休は貧しき者たちの中にあった。晩年、盲目の旅芸人森女と出会うことで一休に春が来る。八十八歳で示寂。もよとの間に息子がいて弟子となる。もよのその後が気になるところだが記録は残っていないだろう。2022/11/27

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