内容説明
文筆家の島村は、偶然立ち寄った温泉街で芸者・駒子と出会う。妻子がありながらも、駒子との行きずりの関係に溺れる島村の恋の行く末は―。
著者等紹介
川端康成[カワバタヤスナリ]
1899‐1972。大阪府大阪市北区此花町(現・天神橋付近)の医者の子として生まれる。1920(大正9)年に東京帝国大学文学部英文科に入学、のちに国文学科に転科。同人誌「文藝時代」を創刊し、1926(大正15)年には、自らの伊豆旅行の体験を描いた小説『伊豆の踊子』を発表して、新感覚派の作家として注目を浴びる。それ以降に書かれた作品は、繊細で深い叙情性を帯びてゆき、1968(昭和43)年には、日本人としては初めてとなるノーベル文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にがつ
5
旅先でこんなのあんのかーと思って読んだ。昔、単純に文庫本が安くて買って読んだもののあんまり覚えてなかった。最後だけ、なんでああいう感じだったんだろ?って思ってたけどよーやくわかった。話の流れはざっとわかったけど、やはり端折られてる感じあるなあ。ていうか画が美形だったわ…2015/05/09
トマズン
4
小説版をすっと飛ばして漫画版である本書を先に読んでみました。 主要人物が美男美女に描かれていて人物達の仕草がとても綺麗です。 物語的にも、二人の関係的にも 終わらせるなら結末はあれで良かったかなと思いつつ 駒子と葉子のこの二人の関係性が最後まで分からず悶々としました。 これが小説だともっと細かいとこまで分かるのでしょうか いつか小説版の方も読んでみようと思います。2016/02/27
しおこ
2
作画がとても達者で、少女漫画方向な絵なのに、描線も背景も人物の体も、着物などもとてもクリアに描写されている。絵の綺麗さだけで読む価値あり。人物の心情を、文章を読み込んで読者が想像するように漫画に落とし込むのは流石に難しいか。2011/11/30
はち
1
漫画じゃやっぱり難しいかな……原作が読みたくなりました!(笑)2012/11/30
文若
1
作画の空木朔子さん目当てで買いました。うーん、原作未読なので登場人物の心理の細かいところはやはりつかみきれなかったなあ。2010/11/19
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