内容説明
妻の死から1年半…母を失った子どもたちを思い、有島は自らの苦悩と母の深い愛を綴る。父から子への激励の手記。他に「カインの末裔」を収録。
著者等紹介
有島武郎[アリシマタケオ]
1878‐1923。東京小石川(現・文京区)の地に大蔵省官吏の長男として生まれる。学習院中等科卒業後、札幌農学校(現・北海道大学)に進学し、キリスト教に出会い深く感化され、洗礼を受ける。卒業後、軍隊生活を経てから米国に留学。信仰への疑問を覚え、キリスト教から離れる。帰国後は、武者小路実篤らとともに「白樺」創刊に携わり、多くの作品を発表する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きょうすけ
1
タイトル通り、旧約聖書における教義を題材にした作品です。弟を殺しエデンの東に追放されたカイン。我々人類は彼の末裔であり、皆が罪深い生き物である。そんな宗教的な主題を基に、一人の小作人の人生を描いた物語です。ブログに考察記事を書いています! https://ks-novel.com/descendants_of_cain/-/23273/.html2022/03/12
オランジーナ@
1
貧乏の悲しみ、ムラ社会の陰湿さがすごい。2016/04/16
絵具巻
0
文京区立真砂図書館で借りました。2013/10/29
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