どれか一つは嘘

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834254181
  • NDC分類 929.13
  • Cコード C0097

出版社内容情報

『外は夏』『どきどき僕の人生』のキム・エラン、13年ぶりの長編小説
2024年「小説家50人が選ぶ“今年の小説”」(韓国最大手書店・教保文庫特別企画)第一位!
韓国で12万部突破のベストセラー

私が涙もろいんじゃない、過酷な今を描く言葉があまりにも優しいから。――星野智幸氏、推薦!

クラスメイトのジウ、ソリ、チェウン。これまでほとんど関わることのなかった三人が、〈一つの嘘〉をきっかけに初めて結びつく。それぞれが抱える秘密と悲劇に触れ、彼らの日々が静かに変化していく……。
〈一つの嘘〉が繋いだ、三人の高校生の再生と希望の物語。


「どれか一つは嘘」のやり方:五つの文章で自己紹介をする。ただし五つの内、どれか一つは嘘を入れること。
「僕はテジカルビが嫌いだ」
「私は絵を描くのが好きだ」
「僕は脚を怪我してサッカーを引退した」
「自分はトカゲと暮らしている」
「私はもうすぐ死ぬ人がわかる」


【著者プロフィール】
キム・エラン
作家。韓国・仁川生まれ。韓国芸術総合学校演劇院劇作科卒業。2002年に短編「ノックしない家」で第1回大山大学文学賞を受賞して作家デビューを果たす。2013年「沈黙の未来」が李箱文学賞を受賞。邦訳作品に『どきどき僕の人生』(クオン)、『走れ、オヤジ殿』(晶文社)、『外は夏』『ひこうき雲』、『唾がたまる』(すべて亜紀書房)がある。

【訳者プロフィール】
古川綾子(ふるかわ・あやこ)
翻訳家。神田外語大学韓国語学科卒業。 延世大学教育大学院韓国語教育科修了。神田外語大学講師。訳書にハン・ガン『そっと 静かに』(クオン)、キム・エラン『走れ、オヤジ殿』(晶文社)、『外は夏』、『ひこうき雲』、『唾がたまる』(すべて亜紀書房)、チョ・ナムジュ『ソヨンドン物語』(筑摩書房)、チェ・ウニョン『無理して頑張らなくても』(早川書房)などがある。


【目次】

内容説明

クラスメイトのジウ、ソリ、チェウンは、〈一つの嘘〉をきっかけに初めて結びつき、互いの秘密と悲劇に触れていく。一つの嘘がもたらすものとは―。〈一つの嘘〉が繋いだ、三人の高校生の再生と希望の物語。

著者等紹介

キムエラン[キムエラン]
作家。韓国・仁川生まれ。韓国芸術総合学校演劇院劇作科卒業。2002年に短編「ノックしない家」で第1回大山大学文学賞を受賞して作家デビューを果たす

古川綾子[フルカワアヤコ]
翻訳家。神田外語大学韓国語学科卒業。延世大学教育大学院韓国語教育科修了。神田外語大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

M H

32
三人の高校生が困難に見舞われ、秘密を抱えながらほのかな希望を見出す。三人が直面する試練が結構似ていて途中から頭がこんがらがってきた。誰の親に何があったんだっけ、誰が何飼ってるんだっけ。タイトルは5つの自己紹介に1つの嘘を混ぜる遊び。終盤のある場面での使い方が良かった。はっきりとした光をあまり見せずにある出来事の終わり=時間の経過を希望に取り込んでいる印象は「外は夏」を思わせる。2026/08/26

ほんメモ(S.U.)

16
3人の高校生たちの青春群像劇。3人ともちょっとずつ不幸で、でも人生これから力強く生きていけるという希望もある、そんな煌めきを感じ取れた一冊でした。主人公たちは三者三様のようでいて、キャラや生い立ちが似ているような気もしてしまいました…もう少し特徴的でも良かったと思います。自己紹介で、五つのエピソードを発表し、そのどれか一つは嘘。嘘を見抜けば四つの真実がわかる。タイトルの遊びが面白くて、もっと物語の中で活用されたら、さらに良かったのになと思いましたが、そうするとエンタメになってしまうから抑えめかのかなあ。2026/07/07

naff1968

12
昔観た「息もできない」という韓国の映画を思い出していました。“光“を求める切実な思いが、映画にもこの小説の登場人物たちにも強く感じられて、文字通り胸が苦しくなりました。人には縋るものが必要です。何でもいい、物語でも人でも、あるいは別の生き物でも。彼らの未来が少しでも明るいものになることを祈りつつ本を閉じます。2026/07/05

フランソワーズ

11
三人の主人公に降りかかる不運に同情するし、切なくもなる。でも若い彼らの成長する姿、希望を感じさせる物語でもある。そして何よりも、キム・エランさんの文章がすごく好きだ。2026/07/26

nekomurice

9
3人とも背負ってるものが大きすぎるけど、悲しいだけで終わらないのがキム・エランさん。とかげのヨンシク、犬のムンチ、お母さんの手紙、ソノおじさんとの会話、読み終えた今、澄んだ冬の朝みたいに心が洗われ光が見出でるよう。「どれか一つは嘘」という題名が改めて良い。個人的にお母さんの「家族と必ずしも仲良く過ごす必要はない。」という言葉に救われる。 2026/08/10

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