ガザ、戦下の人道医療援助

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ガザ、戦下の人道医療援助

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  • サイズ 46判/ページ数 260p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784834253993
  • NDC分類 498.022
  • Cコード C0095

出版社内容情報

国境なき医師団(MSF)の緊急対応コーディネーターが、戦時下のガザで、人道医療援助活動に携わった6週間の貴重な記録。
至近距離での空爆、戦車による砲撃、繰り返される退避要求……。集団的懲罰のような状況の中、必死で医療に携わり、少しでも多くの命を救おうとする人々や、疲弊しながらも希望を失わないガザの住民や子どもたちの姿。
活動責任者として、スタッフの安全を確保しつつ、地域住民との交渉などにも奔走する著者が、さまざまな背景も交えながら、戦下のガザの現実を描く。

高野秀行さん(ノンフィクション作家)推薦!
「ニュースやSNSでは見えないガザ紛争の現実に瞠目した」

【目次より抜粋】
序章
「ガザ地区のブロック分け」の発表/イスラエルの主張する人道的努力/パレスチナとイスラエルの歴史的経緯

第一章 ガザの地へ
国境なき医師団(MSF)と緊急対応コーディネーター/退避と移動の繰り返し

第二章 ガザの地で
民主的に選ばれたハマス/深夜〇時の退避要求、早朝五時の空爆/人道地域内への激しい軍事攻勢の始まり/懲罰というより拷問/至近距離の軍用ヘリによる攻撃

第三章 人道医療援助活動
タバコ一箱五〇〇ドル/液状石鹸強奪事件/絶対的に不足している水/武器を用いた家族同士の争い/半減した病院/ムフタールとの会合

第四章 イスラエル軍攻勢激化の二週間
その場を一刻も早く離れろ/国際人道支援団体宿舎集中地域への退避要求/少女とビスケット、そして希望としての子どもたち/狂気的な殺戮を止められない国際社会

第五章 季節と情勢の移ろい
戦時下のポリオ予防接種キャンペーン/退避要求が出ても病院に残る/熱々のアラブパン

第六章 停戦交渉、軍事攻勢、人道医療援助活動団体
治安を乱す者たちと守る者たち/人道にかける者たち/給水パイプライン、海水淡水化装置/焼け焦げたシファ病院

第七章 六週間の終わり
足を切断した子どもたち/原爆投下の後のヒロシマの写真のようだった

終章
互いの正義をぶつけることに意味はない/人間の尊厳/ガザ・マリン天然ガス田/俺たちはアラブなんだよ――コンセンサスの難しさ/ハマスが第一党になった選挙――冷徹な国際政治/MSFの人道医療援助活動/そのあと――流転する中東

【著者プロフィール】
萩原健(はぎわらけん) 国境なき医師団緊急対応コーディネーター。活動責任者。1967年、神奈川県生まれ。
慶應義塾大学卒業。石油開発企業勤務を経て2008年から国境なき医師団に参加。2017年‾緊急対応コーディネーター兼活動責任者に。紛争、難民・国内避難民、災害、感染症流行対応など、数々の現場を経験し現在に至る。

内容説明

国境なき医師団(MSF)の緊急対応コーディネーターが、戦時下のガザで人道医療援助活動に携わった六週間の貴重な記録。至近距離での空爆、戦車による砲撃、繰り返される退避要求…。集団的懲罰のような状況の中、少しでも多くの命を救おうと懸命なMSFのスタッフ、現地の医療関係者。疲弊しながらも希望を失わない住民や子どもたち。活動責任者として、スタッフの安全を確保しつつ、地域住民との交渉などにも奔走する著者が、さまざまな背景も交えながら描く。

目次

序章
第一章 ガザの地へ
第二章 ガザの地で
第三章 人道医療援助活動
第四章 イスラエル軍攻勢激化の二週間
第五章 季節と情勢の移ろい
第六章 停戦交渉、軍事攻勢、人道医療援助活動団体
第七章 六週間の終わり
終章

著者等紹介

萩原健[ハギワラケン]
国境なき医師団緊急対応コーディネーター。活動責任者。1967年、神奈川県生まれ。慶応義塾大学卒業。石油開発企業勤務を経て2008年から国境なき医師団に参加。2017年から緊急対応コーディネーター兼活動責任者に。紛争、難民・国内避難民、災害、感染症流行対応など、数々の現場を経験し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りらこ

14
ガザで何が起きているのか、報道で知っているつもりだったけれど、あのなかで人道援助をする実際の行動について読んでいろいろと考えてしまった。まず現地の政治状態としての複雑さ。部族との調整や話し合いはリアル。そしてインフラはイスラエルに破壊されていること。イスラエル優位でしかないように見える。水も薬も不十分で、子どもたちの死者数が全体の四分の一であること。辛い。そのなかで行動する勇気と冷静さと判断力と視野の広さは経験に裏打ちされているものでもある。すごい世界だ。2025/05/17

chuji

2
久喜市立中央図書館の本。2025年4月初版。書き下ろし。国境なき医師団の緊急対応コーディネーター〈現場活動の責任者〉2024年8月~9月の六週間の緊迫な記録。2025/05/22

志村真幸

1
 本書は、2024年8~9月に6週間、ガザに赴任し、現地の病院の指揮を執ったときの記録だ。イスラエル軍の攻撃が間断なく続くなかでの仕事であり、絶え間ない緊張感と不安、プレッシャーにさらされる。しかも、刻々と状況は悪化し、病院やスタッフの身も危険にさらされていく。  そのように緊迫したなかでは、とてつもない状況判断能力と決断力が必要になる。極限状態におけるリーダーの仕事というものが見えたように思う。  著者の冷静な眼差しと、その奥に確かにある熱い思いがいい。2025/04/28

天茶

0
読みかけ5p

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