出版社内容情報
大学選手権優勝から、日本人初の世界選抜、二度のワールドカップ出場、日本人初のプロラグビー選手…。日本ラグビーの矜持を胸に駆け抜けた、伝説のトライゲッター、吉田義人が初めて語るラグビー半生!
内容説明
明治ラグビーの、そして日本ラグビーの矜持を胸に、ひたすら走り続けた伝説のトライゲッター、吉田義人が初めて語るラグビー半生と未来!
目次
ラグビーとの出会い
世界を知る
明治大学入学
桜のジャージと七人制ラグビー
第二回ラグビーワールドカップ
伊勢丹就職
アジア王座奪還と念願の社会人全国大会
最後のワールドカップと大学院入学
日本人初のフランストップリーグ選手
フランスでの試練と日本ラグビー界復帰
指導者としてのスタート
明治の矜持を取り戻す
次世代を育てる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バールの様なモノ
2
ラグビーの選手、指導者としての苦悩がひしひしと感じとれた。特に、明治の主将私大の、過去の意味のない伝統をなくしていった所が素晴らしいと思いました。いわゆる、伝統という名のシゴキ、イジメに泣いて去った人材が未だにいるのではないかと思った。2018/04/05
kyan
0
秋田から明治、伊勢丹と当時のラグビーを取り巻く環境や雰囲気なども感じることができます。 おそらく日本のラグビーの実力は大幅にアップしてきていると思いますが、こういう時代を経ての今があるのだと思います。 ★★☆2017/12/14
Miyuki Shimasaki
0
元日本代表、元世界選抜選手、日本人初のプロラガーマンなど、数々の偉業を成し遂げたラグビー界のレジェンド、吉田義人さんの半生を書いた著書。 正義感と情熱、時々みせる不器用なまでの堅気さ、吉田氏の愛されるべき人間性が文面からあふれ出していた。読み物としても秀逸で、一見淡々としている文章には独特のリズムがあり、フォーカスの当て方ぼかし方が面白くラグビーには疎い読者も笑いあり、涙ありで楽しめた。 時にモノクロの日本映画のようでもあり、また時には会話の少ないフランス映画のようでもある芸術的作品。2018/02/19