内容説明
意を決してのぞんだ大集会での試練、勇壮なマンモス狩り、決断を迫られる愛のもつれ。エイラは、どうのりこえてゆくのか。
著者等紹介
アウル,ジーン・M.[アウル,ジーンM.][Auel,Jean M.]
1936年、シカゴ生まれ。18歳で結婚、25歳で五人の子の母となる。エレクトロニクスの会社に勤めるかたわら、ポートランド大学などで学び、40歳でMBA(経営学修士号)を取得する。この年に、先史時代の少女エイラを主人公とした物語の執筆を思い立ち、会社を退職して執筆活動に入る
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感想・レビュー
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文庫フリーク@灯れ松明の火
68
今更気が付く‐翻訳者はジョン・グリジャムやスティーヴン・キング等を訳された白石朗さん。原始時代のハーレクイン、この巻ではお互いの心と真摯に向き合うエイラとジョンダラー。簇(むら)の〈春のまつり〉で、ラネクのつれあいとなることを一同を前に言い交わすエイラ。マムトイ族が一堂に会する〈夏のつどい〉の正式な〈縁結びの儀〉を経てラネクのつれあいとなる事に。エイラが夢見たのは、ライダクを受け入れたライオン簇の人々なら息子・ダルクを氏族から引き取り、同じ境遇のウラをつれあいにさせ、一緒に暮らすこと。しかしマムトイ族の→2014/11/15
マッピー
19
上中下巻合わせて1200ページ以上もあるのに、マンモスの狩りを始めたのは残り100ページになってから。しかもせいぜい20ページ程度の描写。『マンモス・ハンター』の上中下巻で、エイラは無双となった。それが、エイラの知識も技術も美貌もすべてひっくり返してしまうような一言をエイラは発してしまった。マムトイ族の夏の祭り、1000人もの人が集まっている場で。いやー、1000ページ以上も、エイラとジョンダラーの心のすれ違いをねちねち読まされてきましたが、もう、この先は大丈夫でしょう。大丈夫であってくれ。2024/12/11
punyupunyu
12
長かったようで1年間のマムトイ族・ライオン村での日々に終止符。それにしても、これでもかというくらいの勘違い・すれ違いを重ねた二人でしたね。耐え続けたジョンダラーには頭が下がる思いですし、最後の最後で決断を下したエイラはいっそ悪女のようでラネクがかわいそうに見えるくらいでした。ライダクが死んでしまったことがただただ悲しい。いよいよ新章に突入です。2014/12/16
しのさん
3
やっとエイラとジョンダラーがつながった。この1年のなんと無駄な事か、著者の意図が読めない。2013/04/08
空飛び猫
3
やっと誤解がとけて。 旅はまだ、始まったばかり。2012/06/11